この記事は2019年1月16日に更新されました。
『リーキーガット症候群』
って、聞いたことありますか?
わたしは、つい最近まで全く知らなかったんですが、なんと!日本人の7割がかかっているとも言われてるとか。
そんなに患者数の多い病気が、どうしてあまり知られていないのか。
『ナニカ、ウラノチカラガ、ハタライテ、イルノデハ・・』とか、余計なことを考えてしまいそうですが、ひとまずそこは置いておいて。。
長らく苦しめられていた期外収縮を治すべく、石川県の漢方薬局を訪問した際、わたしはこのリーキーガット症候群を知りました。
1、リーキーガット症候群とは
英語で、
Leaky =漏れる
Gut=腸
Syndrome=症候群
LGSとも呼ばれる、腸の病気です。
アメリカでは有名ですが、日本ではまだ馴染みの少ないリーキーガット症候群。
なんらかの原因で腸に穴があき、細菌や毒素、未分解の栄養素が漏れ出してしまう病気です。
穴があくといっても、目に見えるような大きな穴があくわけではありません。
健康な腸は、メッシュのように整った腸壁バリアーによって守られていて、小さな分子だけが、腸内に入っていくしくみになっています。
しかし、その腸壁の細胞が損傷し、メッシュの網目が乱れて、大きな分子も腸内に通してしまう症状がリーキーガット症候群(LGS)です。
そしてその大きな分子というのが、細菌や毒素や未分解の栄養。
これらの、通常は入ってこない物質が腸内に入り込むことで、体内で拒否反応が起こり、さまざまなカラダの不調が起きてしまうという症状です。
(ぜんそく、アレルギー、偏頭痛等々の症状も、このLGSが要因のことがあるそうです。)
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2、なかなか良くならない期外収縮
2018年7月、相変わらず頻発する期外収縮に苦しんでいたわたしは、相変わらず、ネットで治す方法を調べる日々でした。
そこで見つけたのが、かなりの数の期外収縮の患者を治しているっぽい、漢方薬局。
また漢方か、、お金かかるなぁと思いながらも、『実績ありそうだし、今回こそ良くなるかも!』
が、しかし!
場所は石川県!
関東に住んでいるわたしは、羽田から飛行機!
うーん、うーん、うーん。。
でも、毎日のようにやってくる胸のバクバクと、遊びに行ったり外食したりするのもままならない不自由な生活に、ほとほと嫌気がさしていたわたし。
『ぜったいに治したいっ!』と、気力(と費用)をふりしぼり、1泊2日の石川への旅を決めました。
3、期外収縮とリーキーガット症候群
今回訪問した石川県の漢方薬局も、他の漢方薬局と同じように、ていねいにわたしの症状と向き合ってくれました。
そして、そこで説明されたのが、リーキーガット症候群だったのです。
そこの漢方薬剤師さんいわく、わたしの期外収縮が起きている流れは、以下の通りとのこと。
①リーキーガット症候群が原因で、大きな分子が腸内に入り込む。
↓
②するとカラダが、通常は入ってこない大きい分子を(なにか悪いものが入ってきたゾ!)と認識し、その分子と戦う指示を出す。
↓
③その指示が心臓に送られることで、胸がバクバクする期外収縮を引き起こしている。
つまり、心臓自体は、腸の指示通りにバクバクしているので、ちゃんと機能している。
むしろ健康。
その健康な心臓の動きをおさえるのではなく、指示の原因である"腸"を整えることで、期外収縮も改善されるとの診断でした。
わたしの場合、特に食後にバクバクが頻発していたことから、リーキーガット症候群が要因の可能性が高いと診断されました。
『ウソでしょ?まさか腸に原因があるとは・・』と驚きつつも、なんだか、今までのどんな説明よりも、しっくり腑(ふ)に落ちた感じがしました。
『今まで行ったお医者さんや漢方薬局は、どうしてリーキーガット症候群のことを教えてくれなかったんだー!』と、目からうろこの気分でした。
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4、漢方プラスアルファの治療方針とその効果
そして、ここの漢方薬局の期外収縮の治療方針には、今まで訪問した他の漢方薬局の治療と、大きく異なる点が1つありました。
それは、『漢方プラスアルファ』で期外収縮の改善を目指ししていくという治療方針です。
ただ・・この漢方プラスアルファの"アルファ"が、わたしにはクセものだったんです。。
ここで提案された治療方法は、以下の3点。
①傷ついた腸壁を修復する栄養素(ビタミン、亜鉛など)を補う。
→ 三七人参の漢方、牡蠣エキスのサプリで補う
②生野菜、果物、サプリメントで、酵素を補うことで、腸を整える。
→ 食生活に気をつけながら、酵素サプリで補強
③分子の大きい食品を控えて、これ以上腸壁が損傷するのを防ぐ。
→ 乳製品、小麦、甘いものを食べない! お米も糖質なので、夜はNG!!
【この③が、何よりも重要!と言われました。】
①と②は、今までの漢方薬と同じように、錠剤を食間に服用。
ただ、この③が辛かったー。
乳製品と甘いもののカットは、なんとか耐えられました。
でもでも、小麦って、思った以上にあらゆるものに使われてるーーー!
パン、パスタ、うどん、ラーメン、餃子の皮から天ぷらまで。。
とりあえず、愛してやまない小麦系炭水化物をすべて控え、大好物のお米も、糖質なので夜は禁止。
麺類が恋しくなると、トウモロコシでできた(全然美味しくない)パスタや、なんとなくボソボソしている十割蕎麦を、家でひたすら食べていました。
結果。。
期外収縮が治る前に、はげしく立ちくらむようになってしまいました。
起き上がるたび、席を立つたび、毎回必ずクラっとして、目の前が真っ暗になり、しばらく動けない。。
石川県の漢方の先生に電話で相談したところ、急激に糖が不足したことによる症状とのこと。
『期外収縮が治る過程の、“好転反応”の可能性もあるので、もう少し続けてみてほしい』と言われましたが。。
これまた自分的にしんどくて。
立ちくらむたびに、どんどん疲れやすくもなり、わたしのリーキーガット食事制限は、1ヶ月あまりで終了しました。チーン
(もともと食べることが大好きだったので、好きなものが食べれないストレスも、ハンパなかった。。)
ということで。
残念ながら、わたしの期外収縮は、今回もまた、完治にはいたりませんでした。しょぼーん。
糖質制限は、わたしのカラダには合わなかったようです。
食べたいものを食べられないことも、くいしんぼうなわたしには、たえられませんでした。笑
ただ、北海道から九州まで、日本全国からこの薬局を訪れる多くの方々が、この方法で期外収縮が改善しているそうです。
なので、頻発する期外収縮に苦しむ方の、どなたかの参考にはなるかもしれませんので、ブログに書くことにしました。
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ちなみに、リーキーガット症候群については、ネット上にまとまった情報があまりないため、詳しく知りたい方は、こちらの本がわかりやすくてオススメです。
リーキーガット症候群:あなたのその不調の原因は腸の”漏れ”にあった!
リーキーガットについて初めて学ぶ方にオススメの、とてもわかりやすい本です。
5、まとめ
やっぱり、期外収縮の根本治療は、薬や漢方ではなく、焦らずにココロとカラダを整えてくことが、『急がば回れ』の早道のようです。
わたしは、内科の診察代や、心電図、24時間ホルターなどの検査代、1年以上通った心療科の診察代、薬代、漢方薬代、交通費などで、この2年間でおそらく20万円以上は費やしてきました。
でも、これらのほとんどは、やらなくても良かったです。(涙)
この失敗も、みなさんの参考になれば幸いです・・。
はっきりとした治療法が見つからず、一進一退の症状にココロが折れそうになる日もありますが、根本のメンタル面を改善していけば、必ず良くなる!
そう信じて、それまでは、『すこしゆっくり休みなさい〜』というカラダからのサインだと考え、一歩づつ整えていきたいと思います。
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